タルタロス / Tartaros / 奈落の神
▼系譜  ▼出典

Greek TartaroV
Latin Tartarus
transliteration   Tartaros Tartarus Hell タルタロス

 初めにカオスがあり、続いて広い胸を持つガイア――まさにオリュムポスの雪の峰を治める全ての不死なる者の土台――が、そして地上から遠く離れた薄暗いタルタロスが、続き、四肢を萎えさせ、生ける者全ての理性や分別を解き放つほどに、不死の神々の中でも最も美しいエロースが生れた。カオスよりエレボス漆黒の夜ニュクス)が生まれ、ニュクスエレボスと通じてアイテールヘーメレーを生んだ。[Theogony 116-125]

 タルタロスはアイテールガイアの子とも言われる。[Hyginus,Preface]

タルタロスはプロトゴノイ(原初神)の一人で、奈落の神で奈落そのものでもある。奈落とは地上の下方にある荒れ狂う巨大な空洞のこと。天空(ウラノース)同様、強固な丸天井のように考えられていたと思われる。

Nothingness/無 Khaos/カオス(Air)





Gaia/ガイア(Earth)





Tartaros/タルタロス(Hell)





Eros(1)/エロース(Procreation)






Khronos/クロノス(Time)





Ananke/アナンケー(Necessity)








Gaia/ガイア(Earth)





Tartaros/タルタロス(Hell)
Anemoi(2)/アネモイ(StormWinds)



Typhoeus/テュポーエウス





Gaia/ガイア(Earth)
Ekhidna/エキドナ





Sphinx/スピンクス



Orthros/オルトロス Leon Nemeios/レオン ネメイオス



Kerberos(1)/ケルベロス




Ekhidna/エキドナ Hydra/ヒュドラー





Khimaira/キマイラ




Kampe/カムペー Phaia/パイア Hus Kalydonios/カリュドニアンボアー





Ladon(1)/ラードーン






Ethon/エトーン


Sources :
  • ガイアはタルタロスと通じてテュポーンを産んだ。テュポーンはシシリア島に生まれ、今はエトナ火山の下に眠る。―Apollodorus 1.6.3
  • タルタロスとガイアの娘エキドナ―Apollodorus 2.1.2
  • 初めにカオス、続いてガイア(Earth)、ガイア(Earth)の奥深くタルタロス、エロースが生まれた。―Hesiod,Theogony 116-120
  • テュポーンはタルタロスとガイアの息子―Hesiod,Theogony 821-822
  • アイテールとガイアの息子タルタロス―Harry Thurston Peck, Harpers Dictionary of Classical Antiquities (1898)