
先見の明。
イーアペトスと
クリュメネーの息子。
[Hesiod,Theogony 507-511] または、
イーアペトスと
アシアーの息子とされる。
[Apollodorus 1.2.3]
プロメーテウスは水と土とで人間を型どり、さらには
ゼウスに秘してウイキョウの茎に火を隠し持って与えた。それを知った
ゼウスは
ヘーパイストスに命じてプロメーテウスの身体をスキュティアー(Skythikos,Scythian)地方の山、コーカソス山(Kaukasos,Caucasus)に磔けた。プロメーテウスはそこに長きに渡り釘付けられ拘束されることとなった。毎日一羽の鷲が飛びかかり肝臓の小葉を貪り、それは夜の間に元に戻った。火を盗んだ罪をプロメーテウスはこのようにして償い、それは
ヘーラクレースによって縛を解かれるまで続いた。
[Apollodorus 1.7.2]
◆ プロノイエー,プロノイア(Pronoie,Pronoia,Pronoea, Pronoih):デウカリオーンの母。
◆ アイドス(Aidos,Aedos, AidoV):
尊敬や慎みを擬人化、プロメーテウスの娘とされる。
ネメシスの伴とも言われる。
Sources :
- プロメーテウス(Forethought:先見)の娘アイドス(Reverence:尊敬) ―Pindar Olympian 7
- プロメーテウスは一子デウカリオーンを得、彼はエピメーテウスと神々によって最初に創られた女性パンドーラーの娘ピュラーと結婚した。ゼウスは青銅時代(the bronze generation,bronze age)の人間たちを根絶やしにしようとし、プロメーテウスはデウカリオーンに箱船を造るよう助言をした。その箱船に食糧を積み込み水面に下ろしデウカリオーンとピュラーが乗り込んだ。やがてゼウスは激しい雨を天より降らせヘラス(Hellas:ギリシア)のほぼ全土を水浸しにさせた。その洪水は近くの高山に避難した者以外を全て呑み込んだ。 ―Apollodorus 1.7.2