ゼウスは最初に
メーティスを妻とした。ところが神々の誰よりも智に長けていた
メーティスが輝ける瞳のアテーネーを産まんとすると、
ゼウスは巧妙な言葉で
メーティスを騙し
ゼウスの体内に取り込んでしまった。というのも
ガイアと星煌く天
ウーラノスが予言をしたからであった。そのため
ゼウスの王座を脅かす者は生を受けることが無かった。その予言とは、
メーティスからは非常に智に長けた子供たちが生れ、一人目は力も知恵も父に劣らない輝ける瞳の娘トリートゲネイア(アテーネー)を、次に天地の王となる息子を得る、というものである。
[Hesiod,Theogony 885-899]
臨月が来て、
プロメーテウスが、一説によれば
ヘーパイストスが斧で
ゼウスの頭を強く打ったところ、全身武装したアテーネーが
ゼウスの頭頂より飛び出しトリトーン川に跳ね下りた。
[Apollodorus 1.3.6]
アテーネーは
オリュムポス十二神の一。知恵・学芸・工芸の女神、処女神、アテーナイの守護神。ローマ神話のミネルバと同一視される。
Sources :
- ゼウスは自身の頭から輝ける瞳のトリートゲネイアを独りで生み出した。 ―Hesiod, Theogony 924
- ゼウスの娘トリートゲネイア ―Hesiod, Shield of Heracles 196