ゼウスと
ディオーネーの娘。
[Apollodorus 1.3.1] 海に落ちた
ウーラノスの陽物から生まれたという説や
[Theogony 189-200] 卵から生まれたという説もある。
オリュムポス十二神の一。恋愛・美・豊饒の女神。
陽物を堅き鎌で切り離し、陸地より波立つ海に投げ入れるや否や、それらは時間をかけて漂いながら本体に集まり、不死の肉塊より出でた白い泡がそれらの回りまで及び、そこから一人の乙女が生まれた。まず彼女は聖なるキュテーラ島(Kythêra,Cythera,Kythira,Kithira,Citera,Cerigo)に近づき、その後そこより海に囲まれたキュプロス(Kypros,Cyprus)に来た。そして畏れ多くも麗しい女神が出で来たり、形良い足の足下には牧草が発した。神と人は女神を
アプロディーテー、また泡より出でた女神、金の冠キュテレイア(Kythereia,Cytherea)と呼んだ。というのは女神は泡の中に生まれたからであり、キュテレイアと呼ばれるはキュテーラ島に着いたからである。また、キュプロゲネース(Kyprogenês,Cyprogenes)と呼ばれるは大波寄せるキュプロスに生まれたからであり、ピロムメイデース(Philommeidês,Philommedes)とは女神が陽物から生じたからである。
[Theogony 189-200]
女神と共に行くは
エロースと容姿美しい
ヒメロス(Desire)で、女神の誕生よりまさに初めから神々の会にまで女神に従っていた。
[Theogony 201-202]
※ キュプロゲネース :Cyprus-bornの意。
※ ピロムメイデース:Member-lovingの意。laughter-lovingの曲解と思われる。